2006年 05月 06日
5月6日(土) とってもゴースト --- さすらいのバス運転士
|
音楽座「とってもゴースト」を観る。会場は、和田山ジュピターホール、片道5時間の道のりだ。音楽座藤井氏のお誘いもあり、期待の作品でもあるので、少々遠かろうが車を走らす。16:30ホール着。ご好意に甘えて、場当たりとS&Dリハーサルを見学させて頂く。あわせて、体感セミナーなどの実現へ向けての話し合い。その後、最終確認の間、しばらく散歩。ホールのサイズが小さいため、調整に時間を要しているらしい。ホームを見ると10tトラックが2車、楽屋の様子からしてもなかなか大変そうだ。5分押しの18:05開場。観客は200名程度…採算がとれるのか心配してしまう。何でも、朝来市の熱意にて上演の運びとなったそうだ。加えて、今日が千秋楽。作品は、アパレル業界で注目されている美貌のファッションデザイナー入江ユキが、ファッションショーのリハーサル当日、ほんの息抜きのつもりで出かけたドライブ中に自動車事故で死んでしまう…という流れで始まる。音楽座の得意分野であろうか、洗練されたセットで照明を駆使して場面を切り替えていく技術は卓越している。あわせて、演技力・歌唱力・ダンス力・音響技術…どれをとっても目を見張るものがある。音楽座の作品を観ると他のミュージカルが一部を除いてかすんで見えるといっても自分的には過言ではない。フィナーレ、観客総立ちにて拍手。今まで数々の作品を観てきたがこんなことは初めて。「演劇って誰でもできるけど、いい作品は選ばれし者にしか創れない。」という言葉が思い出される。今年もがんばろう。
by tkdc
| 2006-05-06 23:59